標準偏差を計算したい | 統計分析 | EXCEL逆引きリファレンス

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標準偏差を計算したい

この記事では、EXCELでデータセットの標準偏差を計算する方法を紹介します。標準偏差は、データの分散の程度を表す統計的指標で、データが平均値からどれくらいばらついているかを測定します。標準偏差が大きいほどデータのばらつきが大きく、小さいほどデータが平均値に集中していることを意味します。

STDEV.P関数を使用して母集団の標準偏差を計算する

A B C D
1 データセット
2 10
3 15
4 8
5 12
6 18
7 =STDEV.P(A2:A6)

手順

  1. データを範囲A2:A6に入力します。
  2. 空いているセル(例:A7)に=STDEV.P(A2:A6)と入力します。
  3. ENTERキーを押すと、母集団全体の標準偏差が計算されます。

STDEV.P関数の役割

STDEV.P関数は、母集団全体の標準偏差を計算します。母集団とは、対象とする全データを指します。全てのデータが集められている場合、この関数を使用して標準偏差を求めることが推奨されます。

結果

3.64(データセット10, 15, 8, 12, 18の母集団標準偏差)

STDEV.S関数を使用して標本の標準偏差を計算する

A B C D
1 データセット
2 10
3 15
4 8
5 12
6 18
7 =STDEV.S(A2:A6)

手順

  1. データを範囲A2:A6に入力します。
  2. 空いているセル(例:A7)に=STDEV.S(A2:A6)と入力します。
  3. ENTERキーを押すと、標本から推定した標準偏差が計算されます。

STDEV.S関数の役割

STDEV.S関数は、標本から標準偏差を推定するために使用されます。標本とは、母集団の一部を取り出したデータを指し、全体の標準偏差を推定する場合に使用します。データが母集団全体でない場合、この関数が適しています。

結果

4.20(データセット10, 15, 8, 12, 18の標本標準偏差)

まとめ

標準偏差はデータのばらつきを示す重要な指標であり、EXCELではさまざまな関数を使用して計算することができます。STDEV.Pは母集団全体の標準偏差を計算し、STDEV.Sは標本の標準偏差を推定します。