異なる形式の日付を一つの形式に統一したい
Excelでデータを扱う際、日付の形式が異なる場合があります。この記事では、異なる形式の日付を一つの形式に統一する方法を解説します。複数の方法を使用して、日付形式を統一することができます。
セルの書式設定を使用して日付形式を統一する
セルの書式設定を使用して日付形式を変更する方法です。この方法は、データの内容を変更せずに表示形式だけを統一します。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 元の日付 | |||
2 | 2024/01/01 | |||
3 | 01-Jan-2024 |
手順
- セル範囲を選択します(例: A2:A3)。
- 右クリックして「セルの書式設定」を選びます。
- 「表示形式」タブで「日付」を選び、希望の形式を指定します。
- 「OK」をクリックして表示形式を変更します。
セルの書式設定の役割
セルの書式設定を使用すると、異なる形式で入力された日付データを表示形式として統一することができます。データ自体は変更されません。
結果
セルA2に2024/01/01、セルA3に01-Jan-2024が入力されている場合、セルの書式設定を変更することで、2024/01/01と統一された形式で表示されます。
TEXT関数を使用して日付形式を統一する
TEXT関数を使用すると、日付データを特定の形式に変換して表示することができます。元のデータも変換されます。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 元の日付 | 統一後の日付 | ||
2 | 2024/01/01 | =TEXT(A2, “yyyy/mm/dd”) | ||
3 | 01-Jan-2024 | =TEXT(A3, “yyyy/mm/dd”) |
手順
- セルA2に元の日付を入力します。
- セルB2に=TEXT(A2, “yyyy/mm/dd”)を入力します。
- セルA3の同様にTEXT関数を使用します。
TEXT関数の役割
TEXT関数は、日付や数値を指定された形式で文字列として表示します。これにより、日付の形式を一律に統一することができます。
結果
セルA2に2024/01/01、セルA3に01-Jan-2024が入力されている場合、TEXT関数を使用するとセルB2とB3には2024/01/01と統一された形式で表示されます。
DATEVALUE関数を使用して日付形式を統一する
DATEVALUE関数を使用して、テキスト形式の日付をExcelの標準日付形式に変換することができます。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 元の日付 | 統一後の日付 | ||
2 | 2024/01/01 | =DATEVALUE(A2) | ||
3 | 01-Jan-2024 | =DATEVALUE(A3) |
手順
- セルA2に日付を文字として入力します。
- セルB2に=DATEVALUE(A2)を入力します。
- 同様に、セルA3でもDATEVALUE関数を使用します。
DATEVALUE関数の役割
DATEVALUE関数は、テキスト形式の日付をExcelで使用可能な標準日付形式に変換します。
結果
セルA2に2024/01/01、セルA3に01-Jan-2024が入力されている場合、DATEVALUE関数を使用すると、B列にはシリアル値である45037(Excelでの日付形式)として変換されます。
文字として入力されていた場合に限ります。日付として入力されていた場合は#VALUE!となります。
まとめ
異なる形式の日付を統一するためには、セルの書式設定、TEXT関数、DATEVALUE関数など、目的に応じて異なる方法が使用できます。表示形式を統一するだけであればセルの書式設定が便利ですが、日付の実際の値を変更したい場合はTEXT関数やDATEVALUE関数が有効です。どの方法を選ぶかは、データの使用方法や目的に依存します。