過去の注文履歴を検索したい
本記事では、EXCELを使用して過去の注文履歴を検索する方法を解説します。注文履歴データが大量にある場合、特定の期間や条件でデータを抽出して確認することが求められます。ここでは、複数の方法で検索や抽出を行う手順を紹介します。
FILTER関数を使用して過去の注文履歴を検索する
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 注文ID | 顧客名 | 注文日 | 注文額 |
2 | 1001 | 山田太郎 | 2023/09/12 | 15,000 |
3 | 1002 | 佐藤花子 | 2023/08/25 | 7,500 |
4 | 1003 | 鈴木一郎 | 2023/07/15 | 20,000 |
5 | 1004 | 高橋次郎 | 2023/08/05 | 12,000 |
手順
- セルE2に、注文日が「2023年8月1日」から「2023年9月30日」までの注文履歴を検索したい場合、次の関数をE2に入力します。
- =FILTER(A2:D5, (C2:C5 >= DATE(2023, 8, 1)) * (C2:C5 <= DATE(2023, 9, 30)))
C2:C5>=”2023/8/1″とすると文字列として扱われ、#CALC! とエラーとなることがあります。
関数の役割
- FILTER関数は指定した条件に一致する行を抽出します。ここでは、指定した日付範囲内の注文履歴が返されます。
結果
E | F | G | H | |
---|---|---|---|---|
2 | 1001 | 山田太郎 | 2023/09/12 | 15,000 |
3 | 1002 | 佐藤花子 | 2023/08/25 | 7,500 |
5 | 1004 | 高橋次郎 | 2023/08/05 | 12,000 |
VLOOKUP関数を使用して特定の注文IDを検索する
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 注文ID | 顧客名 | 注文日 | 注文額 |
2 | 1001 | 山田太郎 | 2023/09/12 | 15000 |
3 | 1002 | 佐藤花子 | 2023/08/25 | 7500 |
4 | 1003 | 鈴木一郎 | 2023/07/15 | 20000 |
5 | 1004 | 高橋次郎 | 2023/08/05 | 12000 |
手順
- セルE2に、注文ID「1003」の注文履歴を検索する場合、次の関数を入力します。
- =VLOOKUP(1003, A2:D5, 2, FALSE)
関数の役割
- VLOOKUP関数は、左端の列から特定の値を検索し、その値と一致する行の指定した列から値を返します。
結果
鈴木一郎
ピボットテーブルを使用して過去の注文履歴を検索する
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 注文ID | 顧客名 | 注文日 | 注文額 |
2 | 1001 | 山田太郎 | 2023/09/12 | 15,000 |
3 | 1002 | 佐藤花子 | 2023/08/25 | 7,500 |
4 | 1003 | 鈴木一郎 | 2023/07/15 | 20,000 |
5 | 1004 | 高橋次郎 | 2023/08/05 | 12,000 |
手順
- リボンの「挿入」タブをクリックし、「ピボットテーブル」を選択します。
- 範囲A1:D5を選択し、ピボットテーブルに「注文日」と「注文額」を追加します。
- 注文日ごとの売上額を確認することができます。
ピボットテーブルの役割
- ピボットテーブルを使用すると、注文履歴を日付や顧客別に簡単に集計し、過去の注文データを可視化することができます。
結果
日付ごとの注文額の合計が表示されます。
まとめ
過去の注文履歴を検索する方法には、FILTER関数、VLOOKUP関数、ピボットテーブルなどがあります。それぞれの方法は特定の目的やニーズに適しており、状況に応じて使い分けることが重要です。FILTER関数は柔軟であり、VLOOKUPは特定の値を素早く検索するのに便利です。ピボットテーブルは視覚的にデータを分析するのに最適です。