特定のセールス担当者の成績を抽出したい
この記事では、Excelにおいて特定のセールス担当者の成績を抽出する方法について解説します。セールス担当者ごとの成績を抽出することにより、個別のパフォーマンスを把握しやすくなります。複数の方法がありますが、最も推奨される方法から順に説明します。
FILTER関数を使用する
FILTER関数を使用して、特定のセールス担当者の成績を抽出します。
準備
次のようなデータがあるとします。セールス担当者ごとの売上を抽出するため、セールス担当者名を基準にしてデータをフィルタリングします。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | セールス担当者 | 地域 | 売上 | 月 |
2 | 田中 | 東京 | 50000 | 1月 |
3 | 佐藤 | 大阪 | 30000 | 1月 |
4 | 田中 | 東京 | 40000 | 2月 |
5 | 佐藤 | 大阪 | 35000 | 2月 |
結果
以下のように、FILTER関数をE2で使用して特定の担当者「田中」の成績を抽出します。
=FILTER(A2:D5, A2:A5=”田中”)
E | F | G | H | |
---|---|---|---|---|
2 | 田中 | 東京 | 50000 | 1月 |
3 | 田中 | 東京 | 40000 | 2月 |
解説
FILTER関数を使用して、指定された条件に合う行を抽出します。この例では、セールス担当者が「田中」である行だけを抽出しています。関数内のA2:A5が「田中」であるかを条件にフィルタリングしています。
フィルター機能を使用する
Excelのフィルター機能を使用して、特定のセールス担当者の成績を表示します。
準備
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | セールス担当者 | 地域 | 売上 | 月 |
2 | 田中 | 東京 | 50000 | 1月 |
3 | 佐藤 | 大阪 | 30000 | 1月 |
4 | 田中 | 東京 | 40000 | 2月 |
5 | 佐藤 | 大阪 | 35000 | 2月 |
手順
- 「セールス担当者」の列を選択します。
- 「データ」タブの「フィルター」をクリックします。
- 「セールス担当者」のドロップダウンリストから「田中」を選択してフィルターを適用します。
結果
フィルターによって「田中」のみの成績が表示されます。
注意点
FILTER関数はExcelの最新バージョンで使用可能です。古いバージョンではフィルター機能を使ってデータを抽出することを推奨します。
まとめ
特定のセールス担当者の成績を抽出する方法として、FILTER関数が非常に便利です。また、Excelのフィルター機能を使用して簡単にデータを抽出することも可能です。FILTER関数は柔軟で、条件に基づいて動的にデータを抽出できるため、最新のExcelを使用している場合にはぜひ活用しましょう。