条件に基づいて複数の列のデータをフィルタリングしたい
この記事では、Excelを使用して「条件に基づいて複数の列のデータをフィルタリングする」方法について解説します。例えば、売上データから特定の地域や日付範囲に基づいた条件でデータを絞り込む際に便利です。複数の条件を使ってデータを効率的に管理・分析する方法を学びます。
フィルター機能を使って複数列の条件でデータを絞り込む
Excelの標準フィルター機能を使って、複数の列を条件にデータを絞り込むことができます。これが最もシンプルで推奨される方法です。
Excelの例
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 注文ID | 地域 | 販売数 | 日付 |
2 | 101 | 東京 | 200 | 2023/05/01 |
3 | 102 | 大阪 | 150 | 2023/05/02 |
4 | 103 | 東京 | 300 | 2023/05/03 |
手順
- 「注文ID」から「日付」までのデータ範囲(A1:D4)を選択します。
- 「データ」タブから「フィルター」を選択して、各列にフィルターを適用します。
- 「地域」列(B列)と「販売数」列(C列)それぞれでフィルターを設定します。例えば、地域を「東京」に絞り、販売数を「200以上」とします。
- 「日付」列のフィルターを使用して、特定の日付範囲を絞り込むことも可能です。
結果
フィルター条件に合致する「東京」で販売数が200以上の注文が表示されます。
FILTER関数を使って複数列の条件でデータを絞り込む
Excelの「FILTER」関数と「*」を組み合わせて使用すると、指定した複数条件に基づいて自動的にデータを絞り込むことができます。この方法は特定の条件に基づいたフィルタリングを自動化するのに便利です。
Excelの例
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 注文ID | 地域 | 販売数 | 日付 |
2 | 101 | 東京 | 200 | 2023/05/01 |
3 | 102 | 大阪 | 150 | 2023/05/02 |
4 | 103 | 東京 | 300 | 2023/05/03 |
手順
- 新しい列(例えばE列)に次のような数式を入力します:
=FILTER(A2:D4, (B2:B4=”東京”)*(C2:C4>=200)) - Enterキーを押して、条件に合ったデータを抽出します。
結果
「東京」で販売数が200以上の注文データが新しい列に表示されます。
まとめ
- フィルター機能を使うことで、複数の列を条件に簡単にデータを絞り込むことができます。
- 「FILTER」関数を使用することで、複数の条件に基づいたフィルタリングを自動化できます。
- どちらの方法も、特定のデータ条件での分析や管理に役立ちます。