指定したセルだけの平均を計算したい | 基本的な計算や集計 | EXCEL逆引きリファレンス

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指定したセルだけの平均を計算したい

この記事では、Excelで「指定したセルだけの平均を計算したい」という要件を満たす方法を解説します。例えば、特定のデータ範囲ではなく、任意のセルを選んで平均を求めたい場合に便利です。

AVERAGE関数を使用する方法

EXCELの例

A B C
1 日付 部門 売上
2 2023-01-01 営業 1000
3 2023-01-02 営業 1500
4 2023-01-03 総務 2000
5 2023-01-04 総務 2500
6 2023-01-05 営業 1800
7 営業部門の平均売上 =AVERAGE(C2, C3, C6)

AVERAGE関数を使うと、特定のセルだけを選んでその平均値を計算することができます。上記の表では、「営業」部門の売上(C2, C3, C6)のみを選んで平均を計算しています。

結果として、営業部門の平均売上は (1000 + 1500 + 1800) ÷ 3 = 1433.33 です。

手順

  1. 平均を表示したいセル(例: C7)を選択します。
  2. =AVERAGE(指定するセル範囲)と入力し、平均を計算したいセルをコンマで区切って指定します(例: =AVERAGE(C2, C3, C6))。
  3. Enterキーを押して、指定したセルの平均が表示されることを確認します。

注意点

  • 複数のセルを選択する際には、カンマで区切ってセルを指定します。
  • 空白や文字データが含まれるセルは無視されます。

SUM関数とCOUNT関数を組み合わせて手動で平均を計算する方法

EXCELの例

A B C
1 日付 部門 売上
2 2023-01-01 営業 1000
3 2023-01-02 営業 1500
4 2023-01-03 総務 2000
5 2023-01-04 総務 2500
6 2023-01-05 営業 1800
7 営業部門の平均売上 =SUM(C2, C3, C6) / COUNT(C2, C3, C6)

SUM関数とCOUNT関数を組み合わせることで、手動で指定されたセルの平均を計算することも可能です。上記の例では、営業部門の売上の合計をSUM関数で求め、COUNT関数でデータの個数を数えています。

結果として、(1000 + 1500 + 1800) ÷ 3 = 1433.33 です。

手順

  1. 合計と個数を指定したセルで計算し、その結果を割る形で平均を求めます(例: =SUM(C2, C3, C6) / COUNT(C2, C3, C6))。
  2. Enterキーを押して、結果を確認します。

注意点

  • この方法は手動での平均計算が必要な場合や、平均関数を使いたくない場合に便利です。
  • 数値の合計とデータの数を正確に扱う必要があります。

AVERAGEIF関数を使用して条件付きの平均を計算する方法

EXCELの例

A B C
1 日付 部門 売上
2 2023-01-01 営業 1000
3 2023-01-02 営業 1500
4 2023-01-03 総務 2000
5 2023-01-04 総務 2500
6 2023-01-05 営業 1800
7 営業部門の平均売上 =AVERAGEIF(B2:B6, “営業”, C2:C6)

AVERAGEIF関数を使うと、特定の条件に合致するデータだけの平均を計算することができます。上記の例では、「営業」部門の売上だけを条件にして、営業部門の平均売上を求めています。

結果として、営業部門の平均売上は (1000 + 1500 + 1800) ÷ 3 = 1433.33 です。

手順

  1. =AVERAGEIF(条件範囲, 条件, 平均範囲)と入力し、条件付きで平均を計算したいセルを指定します(例: =AVERAGEIF(B2:B6, "営業", C2:C6))。
  2. Enterキーを押して、結果を確認します。

注意点

  • 条件付きの平均を計算する場合に便利です。
  • 複数条件の場合はAVERAGEIFSを使用します。

まとめ

  • 特定のセルだけの平均を求めたい場合、AVERAGE関数が最もシンプルで推奨されます。
  • 複数の関数を使って手動で計算する方法もありますが、基本的にはAVERAGE関数を使用する方が簡便です。
  • 条件付きのデータに対して平均を求めたい場合、AVERAGEIF関数やAVERAGEIFS関数を使用すると便利です。