2つのセルの文字が一致すれば〇、不一致であれば×と表示させたい
Excelで2つのセルの文字列を比較し、一致していれば「〇」、不一致であれば「×」と表示させる方法を紹介します。この方法は、IF関数を使用して簡単に設定することができます。たとえば、セルA1とB1の文字列が同じかどうかを判定したい場合に便利です。
IF関数を使用した一致判定の設定方法
IF関数を使用すると、条件に応じて異なる文字を表示できます。今回は、2つのセルの内容が一致するかを比較し、「〇」または「×」を表示させる数式を設定します。
基本の数式
次のような数式を使うと、セルA1とB1の内容が一致する場合に「〇」、不一致の場合に「×」を表示できます:
=IF(A1=B1, "〇", "×")
※=IF(A1==B1,"◯","×")ではありません。
例
以下の表で、セルA1とB1の文字列を比較し、セルC1に結果を表示します。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | りんご | りんご | =IF(A1=B1, "〇", "×") |
2 | ぶどう | オレンジ | =IF(A2=B2, "〇", "×") |
3 | apple | Apple |
=IF(A3=B3, "〇", "×") |
手順
- セルC1に次の数式を入力します:=IF(A1=B1, "〇", "×")
- Enterキーを押すと、セルA1とB1の内容が一致していれば「〇」、不一致であれば「×」がセルC1に表示されます。
- 必要に応じて他のセルにも数式をコピーし、同じ判定を行えます。
結果
セルA1とB1が「りんご」で一致しているため、セルC1には「〇」が表示されます。セルA2とB2では「ぶどう」と「オレンジ」で不一致のため、セルC2には「×」が表示されます。セルA3とB3は大文字・小文字の違いがありますがこの関数式では一致と判断され「〇」と表示されます。
大文字・小文字の違いも区別して判断したい
上記の関数式では、大文字・小文字を区別せずに一致を判定します。大文字・小文字を区別して判定したい場合には、EXACT関数を使用することができます。
EXACT関数を使った例
セルA3とB3の内容が完全に一致(大文字・小文字も含む)しているかを判定したい場合、次の数式を使います:
=IF(EXACT(A3, B3), "〇", "×")
結果
セルA3とB3は大文字・小文字の違いがあるため、不一致であり「×」と表示されます。
まとめ
Excelで2つのセルの内容が一致するかどうかを判定する方法を紹介しました。IF関数を使用することで簡単に「〇」「×」の判定を行うことができます。大文字・小文字を区別する必要がある場合にはEXACT関数を使用するなど、用途に応じて関数を活用しましょう。