Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
オーケストラ 協奏曲 ピアノ 室内楽 オペラ 宗教 歌曲 名曲選
このページはモーツァルトの宗教作品を紹介します。 太字はとくに有名な作品です。何を聴くか迷った時は参考にしてみてください。
ミサ曲
ミサ曲はカトリック教会の典礼音楽の一種で、モーツァルトは多くのミサ曲を作曲しました。彼のミサ曲は宗教的荘厳さと劇的な音楽表現が融合しており、特に『レクイエム』や『ハ短調ミサ』は傑作として知られています。宗教的な敬虔さに加え、オペラ的な要素や美しい旋律が特徴です。
ミサ・ブレヴィス ト長調 K.49
ミサ・ブレヴィス ニ短調 K.65
荘厳ミサ ハ長調「ドミニクス・ミサ」 K.66
荘厳ミサ ハ短調「孤児院ミサ」 K.139
ミサ・ブレヴィス ト長調「牧歌ミサ」 K.140
ミサ・ブレヴィス ヘ長調 K.192
至聖三位一体の栄誉のためのミサ K.167
ミサ・ブレヴィス ニ長調 K.194
スズメのミサ ハ長調「シュパッツェンミサ」 K.220
クレド・ミサ ハ長調「クレド・ミサ」 K.257
ミサ・ブレヴィス ハ長調「ピッコロミサ」 K.258
ミサ・ブレヴィス ハ長調「オルガン・ソロ」 K.259
長いミサ ハ長調「ミサ・ロンガ」 K.262
ミサ・ブレヴィス 変ロ長調 K.275
戴冠ミサ K.317
荘厳ミサ「宮廷ミサ」 K.337
大ミサ ハ短調 K.427
レクイエム ニ短調 K.626
キリエ
キリエ(Kyrie)はミサ曲の冒頭部分で、「主よ憐れみたまえ」を意味する祈りの楽章です。モーツァルトのキリエはしばしば荘厳で深遠な雰囲気を持ち、合唱と独唱の巧みな交替や対位法的な構造が特徴です。
キリエ ヘ長調 K.33
キリエ ニ短調(ソプラノ、アルト、テノール、バスのための)(疑わしい) K.90
キリエ ニ短調 K.341/368a
キリエ 変ホ長調 K.322/296a
キリエ ハ長調 K.Anh.15/323
キリエ ト長調 K.89(73k)
オフェトリー
オフェトリー(Offertorium)はミサ曲の中で奉納文を歌う部分で、特に神への捧げ物の意味が込められています。モーツァルトのオフェトリーは、しばしば劇的で崇高な感情を持ち、緻密な合唱と独唱の融合が特徴です。『レクイエム』の「Domine Jesu」や「Hostias」は、祈りの心と音楽的緊張感が調和した代表的な例として知られています。
スカンデ・チェリ・リミナ ハ長調 K.34
インテル・ナートス・ムリエリウム ト長調 K.72/74f
ベネディクトゥス・シット・デウス ハ長調 K.117
スブ・トゥウム・プラエジディウム ヘ長調(疑わしい) K.198/Anh C 03.08
ミゼリコルディアス・ドミニ ニ短調 K.222/205a
ヴェニテ・ポプリ ニ長調 K.260/248a
アルマ・デイ・クリエトリス ヘ長調 K.277/272a
アンティフォナ
アンティフォナ(Antiphona)は、典礼音楽の中で詠唱と応答が交互に行われる形式の楽曲です。
キバヴィト・エオス イ短調 K.44/73u
クエリテ・プリムム・レグヌム・デイ ニ短調 K.86/73v
リタニア
リタニア(Litania)は繰り返しの応答形式で祈りを唱える典礼音楽の一形態です。モーツァルトはリタニアをいくつか作曲しており、信仰の深さを反映した壮麗な合唱やソリストの美しい旋律が特徴で、敬虔さと劇的な表現が見事に融合しています。
ラウレタナ連祷 変ロ長調 K.109/74e
ラウレタナ連祷 ニ長調 K.195/186d
聖体と祝日のためのリタニア 変ロ長調 K.125
聖体と祝日のためのリタニア 変ホ長調 K.243
宗教音楽
サンクタ・マリア、マーテル・デイ ヘ長調 K.273
レジーナ・チェリ(ソプラノ、合唱、管弦楽のための) ハ長調 K.108/74d
レジーナ・チェリ(ソプラノ、合唱、管弦楽のための) 変ロ長調 K.127
レジーナ・チェリ(独唱、合唱、管弦楽のための) ハ長調 K.276/321b
主日の荘厳晩課 ハ長調 K.321
告解者のための荘厳晩課 ハ長調 K.339
ディクシット・ドミヌスとマニフィカト ハ長調 K.193/186g
ミゼレーレ イ短調 K.85/72s
テ・デウム ハ長調 K.141/66b
我らの避け所である神 ト短調 K.20
ヴェニ・サンクテ・スピリトゥス ハ長調 K.47
エルゴ・インテレスト(ソプラノ独唱) ト長調「クエレ・スペルナ」 K.143/73s
エクスルターテ・ユビラーテ(ソプラノ独唱) ヘ長調 K.165/158a
アヴェ・ヴェルム・コルプス ニ長調 K.618
タントゥム・エルゴ ニ長調(疑わしい) K.197/Anh. C 3.05
2つのドイツ語教会歌「神の小羊」、「イスラエルがエジプトを出でし時」 K.343/336c
アリア(ソプラノ独唱)変ロ長調「来たれ、おお無謀なる罪人たち」 K.146/317b
教会ソナタ
教会ソナタ(Sonata da Chiesa)は、典礼や礼拝で演奏されるために作曲された器楽作品です。モーツァルトは17曲の教会ソナタを作曲しており、これらは通常、短い楽章で構成され、弦楽とオルガンのために書かれています。簡潔で優美な旋律が特徴で、ミサの間奏曲として演奏されました。
教会ソナタ第1番 変ホ長調 K.67/41h
教会ソナタ第2番 変ロ長調 K.68/41i
教会ソナタ第3番 ニ長調 K.69/41k
教会ソナタ第4番 ニ長調 K.144/124a
教会ソナタ第5番 ヘ長調 K.145/124b
教会ソナタ第6番 変ロ長調 K.212
教会ソナタ第7番 ヘ長調 K.224/241a
教会ソナタ第8番 イ長調 K.225/241b
教会ソナタ第9番 ト長調 K.241
教会ソナタ第10番 ヘ長調 K.244
教会ソナタ第11番 ニ長調 K.245
教会ソナタ第12番 ハ長調 K.263
教会ソナタ第13番 ト長調 K.274/271d
教会ソナタ第14番 ハ長調 K.278/271e
教会ソナタ第15番 ハ長調 K.328/317c
教会ソナタ第16番 ハ長調 K.329/317a
教会ソナタ第17番 ハ長調 K.336/336d
オルガン曲
フーガ 変ホ長調 K.153
フーガ ト短調 K.154
序曲 ハ長調 K.399
フーガ ト短調 K.401
小さなジーグ K.574
アダージョとアレグロ ヘ短調(自動オルガンのための) K.594
幻想曲 ヘ短調(自動オルガンのための) K.608
アンダンテ ヘ長調(小型自動オルガンのための) K.616
オラトリオ
オラトリオ(Oratorio)は、宗教的または物語的な内容を扱う大規模な声楽作品で、通常は合唱、独唱、管弦楽で構成されます。
最初の戒律の義務 – Die Schuldigkeit des ersten Gebots K.35
解放されたベトゥーリア – Betulia liberata K.118/74c
来たれ、おお無謀なる罪人たち(ソプラノのアリア) – Kommet her K.147/K.146